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車椅子用快適座面の開発 |
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20数年前、当初は発達障害をもたれた子供さんの訓練を担当されている理学療法士からの要望で製作いたしました。 当時はすべて体の型を取って、FRPというボートや浴槽などに使われる材質で作っていました。 軽量で強度が高く、室内で使ったり自動車に積んだりとマルチに使用できる点はいいのですが、修正が困難で成長期の子供さん向きではなかったように思います。 また、とても快適とは言えない椅子でした。
  
椅子というものを作った経験がない人がこういうシートを作るには、まず型を取ることが必要となります。しかし、身体の型を取れば快適な椅子ができるのでしょうか? 答えはNO.です。 ごく稀にはいい形ができるかもしれませんが、ほとんどの場合快適とは程遠い形になります。 そんなことはない、取れる! といわれる方はたぶん自分の体の型を取って作ったことがないのでしょうね。
快適なシートは共通して基本的な形状と構造を持っています。 その基本を押さえたシートは誰が座ってもほぼ快適といえる物になります。 ただ、体格の違いや体型・特異な姿勢・目的 などの要素により、使用される方に合わせてあげられることが必要です。それもなるべく安価に提供しなければいけません。
当社では車いすに乗る方にどうしたら快適なシートができるかいろいろな検討をおこなって、現在のシートを製作しています。 これまでの開発の経過を詳しく書くのは大変なので、現在のシートの形状と構造を簡単に紹介いたします。
経験的に得られた基本形状を当社ではコンピュータのデータとして持っています。 それを3次元モデラーの中で伸縮させて体格に合わせサイズに削り出します。
 
ベースになる部分も重要です。車いすはパイプに布を貼った簡単な構造の座面ですので、そのままではシートの快適な形状を保つことができません。 しっかりしたベースでいったんリセットしなければいけません。 ベースの上に基本形状のウレタンを置いて、圧力分散のスポンジを置き、カバーをつけて完成となります。
 
 
車いす各部の寸法や機能ももちろん重要です。当社では、CADを利用した設計と発注書の印刷をおこなって最適なデザインの車いすを提供できるよう努力してしています。 製作例をいくつか紹介します。
    
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